kantakuのピアノ日記♪マリオピアニストへの道

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zoom RSS ピアノ脱力論36 腱鞘炎予防6 関節の可動領域の真ん中を使う。

<<   作成日時 : 2007/02/25 02:30   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 1 / コメント 4

可動領域の真ん中とはちょっと難しい言葉であるが、
分かりやすく言いますと、
関節というのはちょうつがい式のドアみたいな
ものであり、ドアは「全開」「半開き」「全閉」
の3つの状態があります。ドアは通常「全開」「全閉」
のどちらかで使いますが、関節の場合は
常に「半開き状態」で使うのが正しいのです。

「ピアノの知識と演奏」より

私たちの身体の関節は完全に伸ばした状態から
折り曲げた状態までの間で最も使いやすい範囲があり、
極端に曲げすぎた形や逆に反らした形では
効率が悪く、関節や筋肉に負担がかかります。


打鍵の時に
指の第一関節が逆向きに反ってしまうという
話を聞いたことがあります。

これは伸ばしすぎ状態です。
指先の第一関節は最も可動領域が狭いのです。

それ以前に指の第二関節、指の付け根関節
そして手首はいったい
何をしているのかということです。
固定されているのです。固定は絶対に
いけませんし、これは指の第一関節だけを
酷使しているということになります。

第一関節は一番可動領域が狭いのですから、
可動領域が広い指の付け根関節や
手首が助けなければならないのです。
固定するということは
助けることをサボっているのと同じです。


そして鍵盤を押さえすぎなのです。
鍵盤はたったの70グラムで沈み、しかも
たったの1センチだけです。

1センチ以上押し下げることは無駄なのです。
その無駄な力が指の第一関節という弱いところに
集中してしまうのです。

指の付け根や手首は上向きに、かつ
手前に引き寄せるようにすれば
指の第一関節の負担は減ります。
手首と指の付け根の
上向き動作が70グラムの
微妙な押し加減を調整するのです。

可動領域を多くの関節で少しずつ分担するのです。
現状のピアノ教育界は指中心なので、
分担することができません。

前記事でも述べましたが、
シャンドールピアノ教本に
「手首スタッカート」という言葉が出てきます。
これは手首だけをパタパタ動かす弾き方です。
これはよくないとシャンドール氏は批判しています。
手首だけを使うということは
手首だけ上向きに極端に上がってしまいます。
可動領域の最大のところです。
手首を助けるために可動領域を
肘と肩で分担しなくてはなりません。

もう一つ、可動領域の真ん中に
関して重要なことは背骨の扱いです。
ピアノ教育界では
「背筋を伸ばして弾く」のが基本になっている。

が、これは嘘だと思います。

背筋を伸ばすということは
背骨が可動領域の最大のところで、
伸ばしすぎ状態なのです。

可動領域の真ん中がなぜ安全かというと
曲げたり伸ばしたりどちらにも
転ぶことができるからです。


背骨の可動領域の真ん中は
「猫背」ということになる。
「猫背」は確かに姿勢としては悪い。
(猫背が悪い理由はどうやら内蔵に
 体重がかかってしまうという理由を
 聞いたことがあります。)

ただし、日常生活においてはです。
柔道選手や格闘家の構えは背筋を
伸ばしていません。少し猫背で前傾姿勢です。

ボクサーのファイティングポーズ、
テニス選手がサーブを待つときの構え、
野球で守備側の選手が打球を待つときの構え、
背筋を伸ばしていません。同じく
少し猫背で前傾姿勢です。

何でもかんでも「猫背」は
よくないと決め付けるのは
どうなのでしょうか?

プロの方でも猫背で弾いている人はたくさんいますし、
背筋をのばして固定して演奏する人を
私は見たことがありません。

ピアノ弾きにとっての
フォルテシモやアクセントは
ボクサーにとっては速いストレート
テニスプレイヤーにとっては
速いサーブに対する速いレシーブさばき、
野球選手ならスーパーキャッチの
ファインプレーみたいなものです。

素早い動作の準備段階が
少し前傾、少し猫背状態なのです。
背筋を伸ばしたままこの
素早い動作ができるかどうかちょっと疑問です。

動きが少ないピアニストはいます。
しかし微妙に動いているのです。
背筋を伸ばしているように見えますが、
実は伸ばしたり曲げたりしているのです。


関節の曲げ過ぎ状態、伸ばしすぎ状態は
使用禁止のところで、望ましい状態ではありません。
可動領域の真ん中が一番関節の力が
発揮できる場所なのです。
曲げすぎ、伸ばしすぎを防ぐには
全ての関節を同時にわずかに動かし、
可動領域を分担することが大切です。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
コメントありがとうございました^^

12度も届く先生なのですか〜。
それはすごいですね!
私はどうがんばっても10度以上は行けません;
楽譜の塔、いいですね(笑

kantakuさんのお話↑、ためになりました。
私もなかなか猫背から脱出できないんですよね;というかピアノ弾いてる時以外も猫背で^^;
ハルるん
URL
2007/02/25 06:44
こんばんは!倒れない程度に
塔を作らないと・・
というか弾かないといけませんが、
なかなか・・・

私も10度届きません!
9度です。でもショパン先生は
9度だったらしいので
手が小さいなどと言わずに
私は頑張りますよー!

ピアノを弾くときはチョイ猫背くらいで
弾くのがいいと思うのですよ。
そのへんで伸ばしたり少し前に
倒したりで調整するのがいいと思います。

猫背に関しては
こちらにも色々書いてありますので
もしよろしければ・・・
http://kantakupiano.at.webry.info/200610/article_1.html
kantaku
2007/02/25 18:53
こんにちは。やはりkantakuさんは練習曲嫌いでしたか。人それぞれ向き不向きがあるので、私も無理には勧めません。脱力の話など基本的なことは、kantakuさんがおっしゃるとおりだと思いますし。それをどうやって身につけるかは、人それぞれということで。ところで、コルトーやピッシュナーは評判が高いですが、かなりハードです。上級者が効率よく演奏技術を身につけるための練習曲であって、初心者が無理に練習すると怪我します。ハノンみたいに広まってないので、悪評が立たずにすんでいるのかもしれませんね。(笑
ショパンって手が届く範囲は9度だったんですか。それであんなに難しい曲を弾いてたってすごいですね。
ひろた
2007/02/27 00:29
ひろたさん、お返事ありがとうございます。

ピアノはもちろん上手くなりたい
ですが、私はあまり向上心が
ないのですかねえ・・・
ピアノは大切な趣味ですし、
カラオケやボウリングや温泉卓球の
ような気楽さで弾いています。

ボイストレーニングや素振りを
してまで、カラオケや卓球が
上手くなりたいとは
思わないのですよ。

といってもいい加減には
弾いていませんし、
ほどほどにがんばるといった
感じで・・・

ショパンの指は9度で、
細く、そして驚異的な柔軟性を
持っていたそうです。
「弟子から見たショパン」という
本によるとショパンはどうも
指を鍛えることには否定的で、
「柔らかく柔らかく」というのが
口癖だったそうです。
kantaku
2007/02/28 02:28

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