kantakuのピアノ日記♪マリオピアニストへの道

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zoom RSS ピアノ脱力論30 「指を鍛える」とは筋肉を増強するという意味ではない!!

<<   作成日時 : 2007/02/02 07:51   >>

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ピアノ教育界では「指を鍛える」という言葉
が当たり前のように使われています。
私はこの言葉が大嫌いです。
非常に誤解を招きやすい言葉だからです。
「鍛える」という言葉のイメージから
ピアノを弾くには筋肉を増強しなければならない
という大きなそして愚かな勘違いです。

ピアノを弾くのに強い筋肉が必要なら
どうして小学生にピアノが弾けるのですか?


小学生ピアノ弾きは世界中にたくさんいるし、
モーツァルトは3歳からピアノを弾き始めた
とかいいます。ショパンはきわめて細い指を
持っていたそうです。

これこそピアノを弾くのに強い筋肉はいらない
最大の証拠ではありませんか。

人間はすでにピアノを弾くのに十分な筋肉を
持っているのです。


シャンドールピアノ教本には
「大事な事は動作そのものを習得することである。」とあります。
武術研究家、甲野善紀さんは
「要は身体の使いかたなんです。」とおっしゃっています。

ブログつながりでお世話になっているNaGISAさんは
指を鍛えるな、脳を鍛えよ
http://blogs.dion.ne.jp/pleyel/archives/3676882.html#more

指を鍛えるな、脳を鍛えよ・2
http://blogs.dion.ne.jp/pleyel/archives/4351797.html#more

という素晴らしい記事を書いていらっしゃいます。


「指を鍛えるな、脳を鍛えよ」という素晴らしい言葉は
すでに私の座右の銘になっています。
だから指練習曲といわれている多くの基礎練習曲は
私は脳練習曲とでも呼び変えたほうがいいのでは
ないかと思ったりもします。
要するに今流行の「脳トレ」なのですから。

私は筋肉痛と腱鞘炎を混同してはいけない記事を
書きましたが、
http://kantakupiano.at.webry.info/200701/article_6.html

それでは筋肉痛ならあってもいいのでしょうか?
いいえ、筋肉痛ですらあってはならないのです。

ピアノを弾くには強い筋肉が必要だという考え方を
捨てなくてはならないし、
ピアノを弾くときは肉体的な痛みは
ゼロでなければなりません。

それなのに腱と腱鞘を痛めつけて、
ああ、これで指が鍛えられたと誤解してしまうのです。

まるで痛みが無ければ弾いた気にならない
といったそんな感じすらします。
これは恐ろしいことです。

だから指を鍛えるという言葉は
危険な言葉なので気をつけましょう。

もっと言えば指を鍛えるという言葉に
騙されて筋肉を増強しよう、または
腱や腱鞘を痛めつけて満足感を得ている間は
脱力など到底不可能なのです。

シャンドールピアノ教本には
「ボディービルよろしく、筋肉を過度に
 収縮し続けていると必ずトラブルの原因となる。」
とあります。

ピアノを弾く行為を重量挙げか何かと
勘違いしているとしか思えません。
ピアノの鍵盤はたったの70グラムで沈むのです。

脱力とは指を鍛えないことです!
「指を鍛える」の反対語が「脱力」なのです。


むしろ、「指を鍛える」なんて罪深い言葉は
ピアノ教育界から消え去るべきです。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど。勉強になります。
薬指、小指の音が弱いから、小指だけを強くしようと言う考えとかって言うのもやっぱり間違いなんですかね?
実際に鍛えたりした事はないのですが、何もないテーブルの上で、鍵盤をイメージして弾いている事って言うのも、あんまりよくない事なのですか??
やす
URL
2007/02/03 22:34
やすさん、コメントあんど質問
ありがとうございます!

やはりピアノは指だけで弾くのではなく、
腕全体で弾くものだと思うのですよ。
だから指の力を極力使わないで
おまけみたいな感覚の方がいいというのが
私の考えです。

指は軽く引っかくような回転動作を描いて、
手首は上向き、肘は後ろ向き、
肩は外側へと腕全部の関節を
バラバラに使えば指の負担も減り、
ちゃんと打鍵できると信じています。

だから指を鍛える練習は
私はしていません。続く
kantaku
2007/02/04 13:17
机をコツコツ叩く練習は
私も昔やっていましたが、
これはよく考えると全く無意味ということが
分かったのでやめました。
衝撃で指を傷めるからです。
しかもピアノの音の大きさは
重さではなく速さに比例するので
鍵盤の底を押し付けるのは全くムダなのに、
鍵盤を押し付けるのが
クセになってしまいますので。

この辺は近日記事にする予定ですので。
お待ちください!
kantaku
2007/02/04 13:18
<ピアノを弾くのに強い筋肉が必要なら
どうして小学生にピアノが弾けるのですか?

小学生が弾けるのは簡単な、筋力が必要でない曲のみで、ショパンのエチュード10−2とかは弾けないと思うのですが・・

エチュード10−2を弾けるようになるまで、相当筋肉痛になりました。今はスムーズに弾けるようになりましたが、これは筋肉に余裕がついたからです。よわっちょろい指では弾けないと思います。

指の形、手首の方向などがかなり固定されてしまう曲は、脱力したり、手の重みで弾くことなどが困難な場合もあるので、最低限の筋力が必要であると思います。



まいたろ
2007/03/01 03:28
鋭いご指摘ありがとうございます。
うれしいです。
私の正直な気持ちを書いてみます。

私は幻想即興曲も革命も
もちろん10−2も弾けないので
この記事には説得力がまるでないのも
事実です。

「ピアノがうまくなるということは
筋肉が強くなることなのだろうか?」
ということは大昔から疑っていました。
これが私の研究テーマだったのです。
そしてやはり「筋肉が強くなること」と
「動作を習得すること」は別のような
気がしてきました。

指を鍛えるという言葉を
信じるあまり、腱鞘炎になってしまう人
とピアノ嫌いになってしまう人が
あまりに多いということです。

もちろん練習は必要ですが、
腱鞘炎にならない正しい
練習方法が必要ですし、
必要な筋肉は成長とともに
形成されると思うので、
特に無理やり鍛え上げる必要も
ないのではないかというのが
私の考えです。

うーん、しかし小学生で
ショパンエチュードは
それはちょっと酷どころか
危険のゾーンに入るような。

kantaku
2007/03/03 04:47
確かに最小限の筋肉は必要かも
しれませんね。
ただ、指の力はおまけみたいな
もので私はできる限り使わないように
しています。
「指を鍛えない」という考え方は
弟子から見たショパンという本と
シャンドールピアノ教本
を読んでから思いついた
考え方です。

ショパンは指を鍛えることには
否定的だったようで、
細い指しかもっておらず、
シャンドールピアノ教本には
10−2を弾くときですら
強い指は必要ないと言い切っています。

だから私もいかに指を鍛えないで
ピアノを弾くかを考えています。

そして多くの人にピアノはもっと
気楽に弾いて欲しいというのが願いです。
指を鍛えないで弾くことが証明できれば
もっとピアノが気楽な楽器になると
思います。だから脱力論を書き続けます。
ピアノの世界は
指の強い人だけが生き残る
弱肉強食の世界ではないと
思います。

うーん、なんか文章まとまっていませんが、
これからも脱力研究は続けますので。
何かあればご指摘お願いします。
kantaku
2007/03/03 04:48
こんにちは

このHP研究は参考になること、同感することが多いです。

例えば、ショパンエチュードの中でも、木枯らしとか革命とかのように単音の素早いパッセージとかは脱力はかなり効果的だと思います。
ほとんど力を使わずに疲れずに弾けるようになります。

ただ、手や指の形がかなり制限されてしまうような曲だと(手を限界近くまで開いた状態を保持しながら、34の指を連打させるなど)、脱力には限界があるようです。10−2も一例です。人によってはかなり無理な手の形を強いられるため、手の形を工夫する余地がなく、どうしようもないんです。


向き不向きといったらそれまでなのですが、不向きな曲も自分のものにしようとするならば(手の小さい人が手の大きい人向けの曲を弾くとか)、指の力に頼らざるを得ないことも多いです。


どうしても指に力が必要な曲はあるもんで・・




なお、ショパンの時代は現在のピアノよりもタッチが軽かったと聞いたこともあります。


まいたろ
2007/03/03 13:11
まいたろさん
共感していただいて嬉しいです!
まいたろさんの意見にも
私ももちろん共感できますよ。
私の考えはやはり理想論ですし、
ノーミスを目指す弾き方ではないと思います。

ラ・カンパネラの真ん中あたりにも
1の指を固定しつつ、3と5で弾くような
部分があって、ここはさすがに苦しいです・・・
手首や肘を必死に動かしますが、
やはりこのようなところは最終兵器の
指の力を使わざるを得ないのかもしれませんね。

桜井章一さんの「努力と工夫」という
言葉が好きなのですが、
あれこれ考えた上での指を鍛えるという結論
でしたら私は応援したいと思います。

自分に合った練習法を常に
捜し求める努力と上達するための工夫が
必要だと意味に捉えています。
kantaku
2007/03/03 22:59
今大学でピアノの指使いについて研究しようとしているものです!
筋肉を鍛えるべきではない!まさに私もそう感じています。
筋肉を、うまく使う ことが大切だとおもいます。理想の奏法は、エネルギーを最小限に抑えることだといいますね。世界の巨匠の演奏をみればわかります。
また、最小限 ということは、ゼロではないということですね。それぞれの指をうごかしている筋肉だけ使い、そのほか不必要な筋肉を動かしたり力をいれないことが大切になってくるとおもいます。指の筋肉を構造を調べてみて、実際そのように 意識 をして弾いてみたら、出る音がぜんぜん違います。自分にびっくりしてしまいました。
これを 演奏中に無意識のうちにできるようになると、最高です。
えび
2010/07/07 21:46
えびさん、こんにちは!
お返事遅くなりましてすいませんです。

なんと大学で研究されていらっしゃるとは!
久々に自分の記事を読み返しましたが、
指以外の全身の筋肉を協調させて弾くのが
真の脱力であり、
指のダメージで悩む人をゼロにしたい
考えは今でも変わってないです。

もちろん練習は必要ですが、
根性論的な修行と虐待を
勘違いしているような教育には
一切賛成できませんね。

大学での研究応援しております!
是非とも本当に指を鍛えるとは
一体どういうことなのかという
謎を追究お願いいたします。

これは私自身も常々考え、
いい答えはないものかと
探しております。

コメントありがとうございました!

kantaku
2010/07/11 12:37

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